【小1算数】「1なのになんで5分?」算数の強敵・時計を『おやつ』と『ゲーム』で攻略した話

小1ドリル

壁掛け時計やアナログ時計を見て、絶望に近い表情を浮かべる1年生は少なくありません。

親世代からすれば「見ればわかるじゃない」と思ってしまいがちですが、実はアナログ時計というのは、デジタルネイティブな現代の子供たちにとって、複雑な代物なのです。

今回は、我が家の「時計読めない問題」をどう克服したか、ブログにまとめました。


算数最大の壁?「まるい時計」のミステリー

「ねえ、なんで『1』のところにあるのに、『5分』なの?」

小学1年生の子供が放ったこの一言に、私は絶句しました。確かにそうです。1は1。2は2。なのに、長い針がそこを指すと突然「5」や「10」に化ける。大人にとっては当たり前の「5進法的なルール」も、習いたての算数で「1+1=2」をやっている子供には、理不尽極まりないルール変更なのです。

おまけに針が2本。短い方は王様のようにどっしりと構え、長い方はせっかちに動く。この「二重構造」を理解してもらうために、我が家ではまず「役割分担」をキャラクター化することから始めました。

1. 短い針は「のんびりした王様」

短い針は、その数字の「国」を治める王様です。 「いま、王様はどこの数字の国にいる?」と聞きます。2と3の間にいたら、「まだ2の国にいるね」と教えました。短い針は「数字をそのまま読むだけ」という特権を与えたのです。

2. 長い針は「超速のランナー」

問題は長い針です。こいつは「分」という別の単位を背負って走るランナー。 「長い針は、数字の裏に隠れている『秘密の数字』を読み取る魔法のメガネが必要なんだよ」と説明しました。1の裏には5、2の裏には10。


勉強を「生活のルール」にすり替える作戦

机に向かって「これは何時?」とドリルを解かせるのは、10分で限界が来ます。そこで導入したのが、「生活利害関係作戦」です。時計が読めないと損をする、あるいは読めると得をする状況を意図的に作り出しました。

実践その1:ゲームの終了時刻を「長い針」で決める

我が家ではゲームは1日1時間というルールですが、これを「19時まで」ではなく、「時計の針の形」で指定しました。

  • 「夜7時(19:00)になったら終わりだよ」 →「短い針が7、長い針が12」に来たら、ゲーム終わろうねと声かけ。
  • 「あとちょっとだけ!」と交渉されたら… →「じゃあ、7時15分までね。長い針が『3』に来たら、魔法が解けて画面が消えるよ」

こうすると、子供は必死に「3」という数字と「15分」という概念を紐付けようとします。自分の遊び時間がかかっている時の集中力は、教科書を見ている時の100倍です。

実践その2:おやつタイムは「あえて半端な時間」に

休日の3時のおやつ。これも絶好のチャンスです。 「3時になったらおやつ」では簡単すぎます。そこで、「今日のおやつは、3時5分ね」と設定しました。

「3時すぎちゃったじゃん!」と怒る子供に、「よく見て。まだ3時ちょうど。長い針が『1』のところに来て、初めておやつの封印が解けるんだよ」と伝えます。 長い針がジリジリと「1」に近づくのを凝視する子供。この「5分間の待ち時間」こそが、子供にとって最も濃密な算数の時間になったのです。


徐々にレベルを上げていく「時間の冒険」

最初は「0分(12)」と「30分(6)」だけ。 次は「15分(3)」と「45分(9)」。 そして最後に、おやつ作戦で使った「5分刻み」。

こうして段階を踏むことで、あんなに「1なのに5なのはおかしい!」と憤慨していた子供も、今では「あと10分で宿題終わらせるわ」と、時計をチラ見しながら生意気なことを言うようになりました。

振り返って思うこと

アナログ時計を教えるのは、単に「時間を読む」スキルを教えることではありません。 「目に見えない時間の流れを、図形として捉える」という、非常に高度な抽象概念のトレーニングだったのだと気づかされました。

もし、お子さんが「時計なんて大嫌い!」と投げ出していたら、ぜひゲーム等の好きな事の時間で実践してみてください。


いかがでしたでしょうか。 時計の読み方でお悩みの方のヒントになれば幸いです。最後に問題を作成していますので、お子さんと一緒に解いてみて下さい。

練習問題1 いまなんじですか?

練習問題2 いまなんじですか?

練習問題3 いまなんじですか?

練習問題4 

短い針が「3」、長い針が「12」を指しています。 なんじですか?

練習問題5 

短い針が「4」をすこし過ぎたところ、長い針も「4」を指しています。 なんじなんぷんですか?

練習問題6

とけいの「ながい はり」が 12、「みじかい はり」が 3 を さしています。 いまは なんじかな?

練習問題7

とけいの「ながい はり」が 6、「みじかい はり」が 10 と 11 の あいだ を さしています。 いまは なんじ なんぷんかな?

練習問題8

とけいの「ながい はり」が 4、「みじかい はり」が 1 を ちょっと すぎたところ を さしています。 いまは なんじ なんぷんかな? (ヒント:ながい はりが「1」で5ふん、「2」で10ぷんだよ)

練習問題9

いまは 2じ です。 ここから 30ぷん たつと、なんじ なんぷんに なるかな?

練習問題10【難関】

いまは 9じ 50ぷん です。 10じ 15ふん に なるまで、あと なんぷん かかるかな? (ヒント:まずは10じになるまでを かぞえてみよう!)

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