「〇〇ちゃん、後ろからついてきてー!」
ハロウィンパーティーでスクラッチアートを楽しんだ後、娘は友達と運動場へ。
地面に半分埋まっているタイヤを、楽しそうに跳び越えていました。
思ったより上手に跳べているな。
そう思って見ていたら、手をつき損ねて横に転倒!
「痛い。でも大丈夫」
そのまますぐに起き上がり、また遊び始めました。
普段とは少し違う娘の姿。
今回は、友達との外遊びを通して感じた、運動意欲と成長について書いてみます。
授業参観や運動会では見られない娘の姿
普段、学校での娘を見る機会といえば、授業参観や運動会。
教室で勉強している姿や、運動会で頑張っている姿は見たことがあります。
でも、運動場の遊具で友達と遊んでいるところを見るのは初めてでした。
ハロウィンパーティーでスクラッチアートを楽しんだ後、自然と始まった外遊び。
友達と一緒だと、こんなふうに身体を動かすんだな。
親として新しい発見でした。
タイヤ跳びで転倒!それでも遊びを続けた娘
運動場に並んでいたのは、地面に半分埋まっているタイヤ。
いわゆる「タイヤ跳び」に使う遊具です。
娘は友達に声をかけながら、次々とタイヤを跳び越えていました。
思ったより上手に跳べているなと思った矢先、手をつき損ねて横に転倒。
「痛い。でも大丈夫」
いつもなら、もう少し痛がっていたかもしれません。
ところが今回は、すぐに起き上がってタイヤ跳びを再開。
友達と一緒に遊びたい気持ちが強かったのでしょうか。
少し成長したように感じました。
ただし、転んでもすぐに起き上がれたから、けががないとは限りません。
このことは帰宅後、改めて考えることになります。
ブランコでは思うように漕げず……
タイヤ跳びの後は、ブランコへ。
「パパ押してー!」
娘は小柄なこともあり、まだブランコを大きく揺らすのが難しい様子。
私が補助しながら、娘にも足を振って漕いでもらいました。
ここで理学療法士として気になったのは、単純な筋力だけではありません。
ブランコを上手に漕ぐには、揺れに合わせて足や身体を動かすタイミングも関係します。
足を一生懸命振っていても、ブランコの動きと合わなければ、大きな揺れにつながらないことがあります。
娘も、まだそのタイミングをつかんでいる途中なのかもしれません。
靴飛ばしでは惨敗。でも「次は練習する!」
今度は娘から、こんな提案。
「靴飛ばしをしよー!」
友達とブランコに乗り、靴飛ばしをすることになりました。
しかし、大きく漕げない娘は惨敗。
すると、娘から意外な一言が出ました。
「悔しいから今度練習する」
あれ?
ブランコを上手に漕げなかったことが、逆に練習したい気持ちにつながったようです。
私が練習しようと言ったわけではありません。
友達と一緒に遊び、うまくいかなかったからこそ、自分から練習したくなったのかもしれません。
理学療法士として気づいた「友達と遊ぶ力」
今回、娘の様子を見ていて感じたのは、運動への意欲は身体能力だけで決まるわけではないということです。
タイヤ跳びでは、手で身体を支えること、重心を移動させること、着地することなど、複数の動きを組み合わせます。
ブランコも、筋力だけでなく、姿勢やタイミングが関係する遊びです。
でも、今回もっと印象的だったのは、身体の動きよりも娘の気持ちでした。
友達と遊びたいから、走る。
友達についていきたいから、跳ぶ。
友達に負けて悔しいから、練習したくなる。
こうした気持ちが、自然に身体を動かすきっかけになっていたように思います。
日本スポーツ協会の「アクティブ・チャイルド・プログラム」でも、子どもが楽しみながら積極的に身体を動かし、多様な動きを経験することが重視されています。
今回の娘にとっては、友達の存在が運動への意欲を引き出す一つのきっかけになったようです。

帰宅後に聞いた、娘の本音
家に帰ってから、娘が膝をさすりながら言いました。
「本当はちょっとここが痛かった……」
タイヤ跳びで転んだときのことです。
友達の前では「痛い。でも大丈夫」と言っていた娘。
本当は痛かったんですね。
友達の前だから、少し強がっていたのかもしれません。
そんな姿も、親としては可愛らしく感じました。
ただ、ここは反省点でもあります。
友達との遊びを続けられたことと、けがをしていないことは別です。
痛みを我慢していた可能性もあるため、転倒後は遊びたい気持ちを尊重するだけでなく、身体の状態も確認する必要があります。
家庭で外遊びをするときに意識したいこと
今回の経験から、家庭でも意識したいことがあります。
1.子どもが夢中になれる遊びを大切にする
運動を練習として始めなくても、友達との遊びの中で自然に走ったり跳んだりすることがあります。
2.できないことを、すぐに教えすぎない
ブランコで負けた娘は、自分から「練習する」と言いました。
次に練習するときも、まずは娘の気持ちを大切にしたいと思います。
3.転んだ後は、痛みを確認する
遊びを再開できても、痛みがないとは限りません。
痛む場所、腫れ、歩き方などを確認し、痛みが続く場合や足をかばう場合は医療機関に相談しましょう。
また、遊具の状態や足元の滑りやすさ、周囲の子どもとの距離にも注意が必要です。
まとめ|運動の練習より、友達との遊びがきっかけになることも
今回のハロウィンパーティーでは、授業参観や運動会とは違う娘の姿を見ることができました。
タイヤ跳びで転倒しても、友達と遊び続けたこと。
ブランコで友達に負け、自分から練習したいと言ったこと。
そして、帰宅後にこっそり教えてくれた膝の痛み。
楽しく遊ぶ気持ちと、身体の安全。
その両方を大切にしながら、これからも娘の運動を見守っていきたいと思います。
運動を好きになるきっかけは、大人が用意した練習だけではなく、友達との何気ない遊びの中にもあるのかもしれません。


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