「パパ、今日もお風呂で戦うよ!」
夕食が終わると、小学1年生の娘から元気な声が聞こえてきました。
わが家では、お風呂がいつの間にか親子の遊び場になっていました。
ペットボトルで水遊びをしたり、アルプス一万尺で対決したり。
最初は娘を楽しませるつもりでしたが、気づけば私も夢中に。
今回は、そんな親子のお風呂遊びで発見したことと、理学療法士パパとして振り返った安全面について紹介します。
【子どもがお風呂に入らない!小1娘に試した4つの工夫と親子の体験談】
ペットボトルがお風呂のおもちゃに!
最初に登場したのは、家にあった空のペットボトルです。
500mlの炭酸水のボトルや2Lの麦茶のボトル、四角い容器など、形も大きさもバラバラ。
当時はキャップに小さな穴を開け、お湯を噴射するおもちゃにしていました。
「いくよ、パパ!」
娘が私のお腹を狙います。
「うわっ、やるな! でもパパの2Lボトルは装弾数が違うぞ!」
親子で大笑い。
「どっちが多い?」お風呂が実験の時間に
ペットボトル遊びで、特に印象に残っているのが「かさ比べ」です。
「パパのこの大きいボトルと、その四角いボトル、どっちがたくさんお水入ると思う?」
娘の答えは、
「絶対こっち! だって背が高いもん」
なるほど。娘は容器の高さに注目したようです。
「じゃあ、実際に移し替えてみようか」
お湯を移し替えてみると……。
「あふれた! パパの方が多かった!」
娘は予想と違った結果に驚いていました。
高さだけでは入る水の量は決まらない。
言葉で説明するより、自分で比べてみたことが娘には面白かったようです。
私も「予想して、実際に試す」という遊びの楽しさを改めて感じました。
【お風呂遊びはプリンカップで!親子で楽しむ2つの予想ゲーム】
「スピードマックスで!」高速アルプス一万尺
かさ比べの次は、娘からの挑戦状です。
「パパ、次はアルプス一万尺ね! スピードマックスで!」
私が覚えているアルプス一万尺は、もっとゆっくりした手遊びでした。
しかし、娘が求めるのは高速バージョン。
「アルプスいちまんじゃく、こやりのうえで〜♪」
手を合わせて、リズムよく動かします。
ところが……。
「ちがうよパパ! 手が逆! ほら、こう!」
「待って待って、速すぎるって!」
「もっと早く! ヘイ!」
完全に娘のペースです。
私は振り付けを思い出すだけでも精いっぱい。
「はぁ、はぁ……パパ、もう腕が上がらないよ」
「わたしもー! あーたのしかった!」
娘には完敗でした。
最後は「お風呂ピカピカ大作戦!」
遊んだ後に待っているのが、お風呂掃除です。
「よし、最後にお風呂さんを綺麗にして、ミッションコンプリートだ!」
「ラジャー!」
娘と一緒に、壁や鏡に残った水滴を確認します。
「あそこの隅っこ、まだ残ってる!」
「おっと、見逃していた! 隊長、ありがとうございます!」
娘は細かなところまでよく見ています。
「お風呂さん、今日もありがとう!」
そんな娘の言葉で、この日のミッションは終了しました。
滑りやすい場所、高い場所、洗剤を扱う作業は大人の担当です。
子どもには、安全に手が届く場所を短時間拭いてもらう程度でも、十分なお手伝いになると思います。
理学療法士パパとして気づいた3つのこと
今回のお風呂遊びを振り返ると、単に体を動かしていただけではありませんでした。
① 予想して確かめる経験
ペットボトルのかさ比べでは、娘は容器の高さから水の量を予想していました。
そして、実際に移し替えて結果を確認しています。
こうした経験は、ものを観察したり、予想を修正したりするきっかけになると考えられます。
② 手遊びでリズムと順番を意識する
アルプス一万尺では、相手の手を見ながら、決まった順番で手を動かします。
これは動きのタイミングや順序に注意を向ける遊びです。
私が面白いと思ったのは、娘が私の間違いに気づき、自分から教えてくれたことでした。
③ お手伝いで周囲を観察する
お風呂掃除では、娘が私の見落とした水滴に気づきました。
自分で周囲を見て、次に何をするか考える。
小さなことですが、日常生活の中で主体的に動く姿が見られたように思います。
お風呂遊びの後、娘はぐっすり。でも……
お風呂から上がり、パジャマに着替えて髪を乾かす頃には、娘の動きもゆっくりに。
「パパ、今日のかさくらべ、楽しかったね……」
「そうだね。また明日もやろうか」
布団に入って絵本を読む頃には、娘は眠っていました。
私もヘトヘトです。
当時は「お風呂で全力を出したから、すぐに眠れたのかな?」と考えていました。
ただ、就寝直前の激しい運動は、かえって寝つきを妨げる場合もあります。
大切なのは、無理に疲れさせることではなく、親子が楽しんだ後、落ち着いて眠る準備をすることだと考えています。
家庭でお風呂遊びを楽しむなら安全第一
今回の体験から、今なら次のような工夫をしたいと思います。
- 容器遊びは安全なものを選ぶ。 穴を開けたキャップや傷のある容器は使わず、角のない丈夫なカップなどを使う。
- かさ比べは浴室以外でも楽しむ。 洗面器やトレーを使い、リビングなど安全な場所で試す。
- 手遊びは滑らない場所で。 高速アルプス一万尺は、浴槽ではなくリビングで楽しむ。
- 掃除は大人が見守る。 熱いシャワーや洗剤、高い場所の掃除は子どもに任せない。
- 入浴中は無理をしない。 長湯や激しい遊びを避け、大人が子どもから目を離さない。
お風呂は遊ぶ場所である前に、体を清潔にし、安全に過ごす場所です。
そのことを忘れず、できる範囲で楽しみたいですね。
まとめ|お風呂遊びで大切にしたいのは親子の時間
ペットボトルのかさ比べ、高速アルプス一万尺、そしてお風呂ピカピカ大作戦。
思い返すと、どれも特別な道具を使ったわけではありません。
私が一番印象に残っているのは、娘が私に手遊びを教えてくれたことです。
いつも私が教える側だと思っていましたが、娘の方がずっと上手なこともある。
そんな発見がありました。
これからは安全にも気を配りながら、親子で笑える時間を作っていきたいと思います。
もっとも、アルプス一万尺では、まだまだ娘に勝てそうにありません(笑)。


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