歩くのが嫌いな子どもが自分から歩いた!友達を送った日の出来事

やる気・運動習慣

「歩くより車がいい!」

学校や学童のお迎えで歩いて行くと、そんな反応をすることがある小学2年生の娘。

ところが、友達が遊びに来たある日、いつもとは違う姿を見ることができました。

友達となら歩く意欲が出る

子どもが歩きたがらないときは、歩くこと自体を目的にせず、友達との時間や楽しい行き先など、歩きたくなる理由を作るのも一つの方法です。

わが家では、友達を送るという目的が、娘が自分から歩き出すきっかけになりました。

歩く意欲が変わった雨の日の出来事を、4コマ漫画にしてみました。

ただし、最後まで元気に歩けたわけではありません。

むしろ、帰り道はいつもの娘に戻っていました(笑)。

「友達を送っていくー!」雨の日に歩く気になった娘

ある日、友達がわが家に遊びに来ました。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、気づけば夕方5時。

そろそろ帰る時間です。

外は雨だったので、友達を送っていくことにしました。

すると娘が、

「○○ちゃんを送っていくー」

と、自分から行く気になっていました。

普段は学校や学童のお迎えで歩いていくと、車に乗りたがる娘。

それなのに今日は、友達を送るためなら歩く気満々です。

出発前には、リビングと玄関を一緒に確認。

「忘れ物なし!」

友達の忘れ物がないことを確認できました。

さらに雨の様子を見ながら、

「長靴で行こうかな」

と、履く靴を自分で考えていました。

友達を送るという一つの目的の中で、忘れ物を確認したり、天気に合わせて靴を選んだり。

こんなところにも、娘の成長を感じました。

水たまり発見!ただ歩くだけでは終わらない

傘を持ち、友達と一緒に出発。

途中で娘が水たまりを見つけました。

「水たまりで遊ぼー!」

そして友達と、

ぼちゃん!

水たまりへ飛び込みました。

雨の日だからこそ楽しめる遊びですね。

ただし、水が周りの人にかかってしまうと困ります。

そこで、飛び込む前には周囲を確認し、誰かに水がかからないようにすることを伝えました。

歩くのがあまり好きではない娘ですが、この日は友達との時間や途中の遊びを楽しんでいるようでした。

ここで気づいたのは、娘が「歩く練習をしている」という感覚ではなさそうなこと。

友達と一緒に行動する中で、自然と歩く時間が生まれていたのです。

「急げー!」そして上着が飛んでいった

今回、もう一つ印象に残った出来事があります。

信号が変わりそうになったとき、娘が急いで走り出しました。

すると、羽織っていたもこもこの上着が……

飛んでいきました。

「あー飛んだ……パパ取ってきて。」

いやいや、ちょっと待って(笑)。

パパが拾うことになりました。

振り返ると、ここは親として反省した場面です。

上着は袖を通さず羽織っているだけだと、急な動きで落ちることがあります。

出発前に「走ると落ちるから、袖を通しておこうね」と伝えておけばよかったと思いました。

そして、もっと大切なのは信号の安全です。

信号が変わりそうでも、急いで走って渡ろうとしないこと。

雨の日は路面も滑りやすくなります。

服装も、歩き方も、子どもの安全を考えるきっかけになりました。

友達と歩くと意欲が変わる?理学療法士パパの視点

今回、私が興味を持ったのは歩き方そのものではなく、歩こうとする気持ちの変化でした。

普段の学校帰りでは、車を希望する娘。

一方、友達を送る今回は、自分から歩こうとしました。

歩くという動作は同じでも、状況によって意欲が違っていたのです。

考えられる理由は二つあります。

1.友達と一緒にいることが楽しみだった

娘にとって今回の目的は、歩くことではなく、友達を送ることでした。

友達と一緒に行動できることが、歩く意欲につながった可能性があります。

実際、子どもの身体活動と友達の関わりを調べた研究でも、友達からの励ましや、一緒に身体を動かすことと、活動量との間に関連が報告されています。

ただし、今回の娘が長く歩けた理由を、友達の存在だけで説明できるわけではありません。

2.途中に楽しい出来事があった

水たまりを見つけて、友達と飛び込む。

そんな小さな遊びが、移動時間の中にありました。

理学療法士として運動を考えるとき、つい距離や時間に目が向きます。

でも、子どもにとっては「どれだけ歩いたか」より、「歩いている間に何が楽しかったか」も大切なのかもしれません。

でも最後は「疲れた……抱っこ……」

友達の家は、自宅から小学校よりも先の場所にありました。

そのため、今回の往復は合計で約1時間。

友達を送るときは自分から歩いていた娘も、帰り道になると、

「疲れた……抱っこ……」

やっぱりそうなるよね(笑)。

帰りは途中で抱っこを挟みながら帰宅しました。

ここも今回の大事なポイントです。

友達と一緒なら歩く意欲が出ても、疲れを感じなくなるわけではありません。

歩きたい気持ちと、実際に歩き続けられる身体の余力は別のもの。

今回は、娘が自分から歩こうとしたことが大きな発見でした。

最後まで歩き切ることだけを成功にしなくてもよいと思っています。

子どもが歩きたがらないとき、家庭で試せる4つの工夫

今回の経験を踏まえて、家庭でも取り入れられそうなポイントを整理しました。

① 歩くこと以外に楽しみを作る

友達と遊ぶ、公園に行く、好きなものを見に行くなど、子どもが興味を持てる目的を考えてみましょう。

無理に歩かせるのではなく、本人が行きたいと思えることが大切です。

② 子ども自身に小さな選択をしてもらう

今回は娘が長靴を選び、忘れ物も確認していました。

「どの靴で行こうか?」など、準備の一部を任せてみるのもよさそうです。

③ 途中の発見や遊びを楽しむ

水たまりや季節の変化など、歩いているからこそ見つかるものもあります。

ただし、道路や交差点から離れた安全な場所で楽しみ、周囲の人や車に注意しましょう。

④ 疲れたら休憩する

友達と一緒でも、長時間の移動は疲れます。

距離を短くしたり、休憩したり、必要に応じて抱っこをしたり。

「歩くのが嫌いだから頑張らせよう」と考えすぎず、その日の体調や疲れ具合に合わせたいですね。

まとめ|歩く気持ちが生まれるのは、友達と一緒だからかもしれない

普段は歩くことをあまり好まない娘。

でも今回は、友達を送るために自分から歩き出しました。

忘れ物を確認して、長靴を選んで、水たまりで遊んで。

途中で上着が飛ぶというハプニングもありましたが(笑)。

そして、最後はやっぱり抱っこ。

今回の経験から感じたのは、子どもが歩く意欲は、誰と歩くか、何のために歩くかによって変わることがあるということです。

歩くことを好きにさせようと頑張るより、歩きたくなる楽しい時間を親子で見つけていきたいですね。


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参考資料

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