子どもが傘をすぐ壊す!小1娘と通学路を歩いて考えた原因と対策

親子の発見・体験

「わーい!私の傘ー!」

小学1年生になった娘が、嬉しそうに黄色い傘を広げました。

保育園の頃は、雨の日も親が送り迎えをしていました。しかし、小学生になると、自分の傘を持って学校へ行くようになります。

お気に入りのキャラクターが付いた、新しい傘。

ところが、購入してわずか1週間。

その傘は、真ん中から曲がった状態で帰ってきました。

「どうして折れたの?」

私が聞いても、娘の返事は、

「分からない……」

正直、買ったばかりなのに!という気持ちもありました。

でも、それ以上に気になったのは、娘自身が傘の折れた理由を分かっていなかったことです。

そこで今回は、理学療法士として普段から考えている「リスク管理」の視点を少し取り入れ、娘と一緒に通学路を歩いてみました。

すると、普段はあまり気にしていなかった道路の排水溝に目が留まりました。

傘が折れた原因は最後まで分かりませんでしたが、親子で考えてみると、新しい発見があったのです。

小1の壁?自分の傘で登校するのが嬉しくて仕方ない娘

保育園の頃は、雨の日も親と一緒に登園していました。

それが小学1年生になると、自分でランドセルを背負い、自分の傘を持って学校に向かいます。

子どもにとっては、ちょっとした自立の第一歩なのかもしれません。

特に娘は、新しく買ったキャラクター付きの黄色い傘がお気に入りでした。

朝から、

「わーい!私の傘ー!」

と大はしゃぎ。

嬉しそうな姿を見ていると、買ってよかったなと思います。

しかし、登校する後ろ姿を見ていると……。

傘を右に左に動かしたり、道端の石をつついたり、水たまりに傘の先を入れたり。

娘にとっては、雨を防ぐための道具というだけでなく、遊び道具にもなっているようでした。

「傘を振り回したら危ないよ!」

そう声をかけましたが、本人は楽しくて仕方ない様子。

お気に入りの傘を持つ嬉しさと、安全に使うことは、まだ別の話だったのかもしれません。

買って1週間の傘が、曲がって帰ってきた

その日の放課後。

帰宅した娘の様子が、いつもと少し違いました。

「パパ……傘、壊れちゃった……」

差し出されたのは、朝まで嬉しそうに持っていた黄色い傘。

見ると、傘の真ん中の棒が「くの字」に曲がっていました。

ええっ!

まだ買って1週間なのに!

心の中では、そんな言葉が飛び出します。

しかも、キャラクター付きの傘は、決して安い買い物ではありません。

ただ、それよりも先に確認したかったことがありました。

「転んだの?」

「誰かとぶつかった?」

「どこで折れたの?」

娘に聞いてみましたが、答えは、

「分からない……」

本人も、なぜ折れたのか説明できないようでした。

私は少し困ってしまいました。

傘を大切に使ってほしい。

でも、本人が理由を分かっていないのに、「もう壊さないで!」と注意するだけで伝わるのだろうか?

そこで、少し考え方を変えてみました。

理学療法士パパとして気になったのは「なぜ折れたか分からない」こと

私は病院で理学療法士として働いています。

普段の仕事では、転倒などの事故が起きたときに、身体の状態だけでなく、周囲の環境も確認します。

例えば、転びそうになった場面では、

  • どこに段差があったのか
  • 足元は滑りやすくなかったか
  • 周囲に何があったのか
  • どのような動きをしたときだったのか

といったことを考えます。

もちろん、今回の傘の破損と、病院での転倒事故は別の話です。

ただ、「本人の注意不足だけで片づけず、環境からも原因を考える」という視点は、子育てにも使えるのではないかと思いました。

娘は傘が折れた理由を分かっていません。

それなら、一緒に通学路を歩いてみよう。

何か手がかりが見つかるかもしれません。

親子で通学路を歩いてみると、排水溝がいくつもあった

後日、娘と一緒に通学路を歩いてみました。

そこで目に留まったのが、道路にある排水溝です。

金属製の蓋には、細長い隙間があります。

普段、大人が歩いていると、それほど気にならない場所かもしれません。

でも、娘が傘を杖のように地面について歩いていたとしたら?

もしかすると、傘の先端が排水溝の隙間に入ってしまったのでは?

そんな仮説が浮かびました。

もちろん、実際にそこで傘が折れた証拠はありません。

単純に何かにぶつけたのかもしれませんし、別の原因だった可能性もあります。

それでも、傘を地面につきながら歩くことの危険を伝える機会にはなりそうでした。

傘が挟まると、どうなる?

私は娘に聞いてみました。

「傘がこんな感じで挟まって、上にはスポッと抜けるけど、横に動かすとどうなる?」

傘に大きな負担がかからない範囲で、動きの違いを一緒に確認してみました。

すると娘は、

「傘がちょっと曲がるー」

と答えました。

そうなんです。

傘の先端が何かに引っかかった状態で、無理に横へ動かそうとすると、棒に力がかかります。

傘は雨を防ぐための道具であって、身体を支える杖ではありません。

先端が固定された状態で力を加えれば、曲がったり破損したりする可能性があります。

実際に娘の傘が排水溝で折れたかどうかは分かりません。

それでも、「どういう使い方をすると壊れやすいのか」を親子で考えるきっかけにはなりました。

※当時は軽く動きを確認しましたが、破損やけがの危険があるため、実際の排水溝に傘を差し込んだり、曲げたりする再現はおすすめしません。家庭では下の説明図や身振りなどで、安全に伝えてください。

「ダメ!」と言うだけでなく、理由を一緒に考えてみた

最初は、傘を振り回している娘を見て、

「危ないからやめなさい!」

と注意していました。

もちろん、人に当たるような危険な使い方は、その場で止める必要があります。

ただ、今回の出来事を振り返ると、娘は傘を壊そうとしていたわけではありません。

お気に入りの傘が嬉しくて、つい地面をつついたり、水たまりに入れたりしていたのでしょう。

そこで、排水溝の話に加えて、石をつつくことや水たまりに強く突っ込むことでも、傘に負担がかかる場合があると伝えました。

私としては、

「傘は壊れるから、大切にしなさい」

という説明より、

「ここに引っかかったら、どうなると思う?」

と一緒に考えたことに意味があったように感じています。

言葉だけの注意では伝わりにくいことも、実際の場所を見ながら考えると、子どもがイメージしやすくなるのかもしれません。

小学2年生になった現在、傘を壊す頻度は減った

さて、その後の娘はどうなったのでしょうか。

結論から言うと、以前より傘を壊す頻度は減りました。

もちろん、排水溝を一緒に確認したことだけが理由とは限りません。

学年が上がったことや、傘を使う経験が増えたことも関係しているかもしれません。

そして、正直に言うと……。

小学2年生になった今でも、石をつついたり、水たまりに傘を入れたりしている気はします(笑)。

それでも、傘がすぐに壊れていた頃と比べると、少しずつ扱い方を覚えてきたのかなと感じています。

親としては、嬉しい変化です。

子どもが傘をすぐ壊すとき、家庭でできること

今回の体験から、私が大切だと思ったのは、壊れたことを責めるだけで終わらせないことです。

まずは、子どもの話を聞いてみる

「どこで壊れたの?」

「何をしていた?」

「転んだり、ぶつかったりしなかった?」

責めるのではなく、安全を確認しながら聞いてみる。

本人が覚えていない場合は、無理に答えを出さなくてもよいと思います。

通学路の危険な場所を一緒に確認する

排水溝や段差、水たまりなど、子どもが気になりそうな場所を一緒に確認してみるのも一つの方法です。

ただし、実際に傘を挟んだり、壊れるほど力を加えたりする必要はありません。

「ここに傘を入れたら、どうなるかな?」

と、指差しやイラストで考えるだけでも十分です。

また、傘を振り回すことは周囲の人にけがをさせる危険もあるため、遊びと安全な使い方を区別して伝えたいところです。

傘を選ぶときは、好きなデザインだけでなく扱いやすさも考える

子どもにとって、お気に入りの傘を持てることは大きな喜びです。

わが家でも、娘の好きなデザインをできるだけ尊重したいと思っています。

一方で、購入するときには、丈夫さや使いやすさも気になるところです。

例えば、

  • 子どもの身体に合ったサイズか
  • 重すぎず、無理なく持てるか
  • 開閉しやすいか
  • 先端や骨の部分が安全に作られているか
  • 骨の素材や製品の注意表示はどうなっているか

といった部分も確認したいと思います。

グラスファイバー製の骨は、しなやかさや軽さなどが特徴ですが、どんな使い方をしても壊れないわけではありません。

また、破損したグラスファイバー製の骨は、細い繊維が露出することがあるため、素手で触らないよう注意が必要です。

好きな傘を選ぶ楽しさと、安全に長く使えること。その両方を大切にしたいですね。

まとめ|傘を壊した経験も、親子で考えるきっかけに

小学1年生になり、自分の傘を持って嬉しそうに学校へ向かった娘。

その傘は、購入からわずか1週間で曲がってしまいました。

最初は「また買い直しか……」と思った私でしたが、娘が理由を分かっていないことが気になり、一緒に通学路を歩いてみました。

そこで見つけたのが、排水溝です。

傘が折れた原因を特定できたわけではありません。

それでも、

「ここに傘が引っかかったら、どうなる?」

と一緒に考えたことは、娘にとっても私にとっても、一つの学びになった気がします。

理学療法士として、普段からリスク管理を考えている私ですが、家庭ではつい「危ないからやめて!」と注意してしまうこともあります。

今回の出来事は、危険を教えるだけでなく、子どもと一緒に考えることも大切なのだと改めて感じた体験でした。

それにしても、買って1週間で傘が折れたときのショックは、なかなかのものでした(笑)。

今度はもう少し長く、大切に使ってくれることを願っています。

【子どもの靴のつま先に穴が開いた原因を考えた記事】


参考資料

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