学童のお弁当作りが大変!共働きのわが家が娘の「飽きちゃった」から見直した4つの工夫

親子の発見・体験

「明日もお弁当がいるんだった……」

子どもが小学校に入学してから、わが家で新たに増えた仕事があります。

それが、学童保育(放課後児童クラブ)のお弁当作りです。

給食が始まる前の時期や土曜日など、お弁当が必要な日があります。

共働きのわが家にとって、朝の忙しい時間にお弁当を用意するのは、想像していた以上に大変でした。

最初の頃は夫婦で寝不足になりながらキッチンに立つことも。

「このままでは身が持たない……」

そこで、朝のお弁当作りを少しでも楽にする方法を考え始めました。

ところが、準備は楽になったものの、今度は娘がお弁当を残して帰ってくるようになったのです。

親が楽になることと、子どもが喜んで食べること。

この2つを両立するのは、なかなか難しい。

今回は、そんなわが家が親子で試してきたお弁当作りの工夫を紹介します。

学童のお弁当作りは、共働き家庭にとって想像以上に大変だった

小学校へ入学すると、生活のリズムが変わります。

朝の準備や登校時間に加えて、学童のお弁当作りまで必要になると、親の負担も増えます。

わが家でも、最初は朝からおかずを準備していました。

しかし、仕事や家事、子どもの登校準備が重なる時間帯です。

毎回手作りのおかずを用意するのは、簡単ではありませんでした。

そこで私が考えたのは、

「お弁当を毎朝頑張って作る」のではなく、「朝に頑張らなくても作れる仕組みにする」

ということです。

工夫① 夕飯のおかずを作り置きして、朝の調理を減らす

最初に変えたのは、おかずを作るタイミングでした。

夕飯を作るときに、きんぴらごぼうやひじきの煮物、ハンバーグなどを少し多めに作ります。

そして、保存できるものは一回分ずつ小分けにして冷凍する方法を試しました。

ここで活躍したのが、娘が赤ちゃんだった頃に使用していた離乳食用の小分け冷凍ケースです。

離乳食を作っていた頃は、小さなケースに食材を分けて保存していました。

それが数年後、まさか学童のお弁当作りでも役立つとは。

使い慣れた道具を再利用できたのは、うれしい発見でした。

ただし、ケースは食品用で冷凍保存に対応しているものを使い、劣化や傷がないか確認する必要があります。

冷凍した手作りおかずは、そのまま詰めない

以前のわが家では、冷凍した手作りおかずを凍ったままお弁当に詰めることもありました。

しかし、調べてみると、これは見直した方がよい方法でした。

農林水産省は、前日に調理したおかずや作り置きのおかずをお弁当に使う場合、詰める前に十分に再加熱し、冷ましてから詰めるよう案内しています。

手作り冷凍おかずは、保冷剤代わりに自然解凍させるのではなく、再加熱してから使うことが大切です。

参考:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」

朝の手間を減らすための作り置きですが、安全に食べられることが最優先ですね。

工夫② 冷凍食品も活用する。娘が喜ぶハンバーグは頼もしい存在

「お弁当は手作りしないといけない」

最初は、そんな気持ちもありました。

でも、毎回すべてのおかずを手作りする必要はありません。

そこでわが家では、市販の冷凍食品も活用するようになりました。

ある日、お弁当に入っているハンバーグを見た娘が一言。

「わーいハンバーグだ!」

この反応を見て、私もうれしくなりました。

親がどれだけ時間をかけたかよりも、子どもにとっては好きなおかずが入っていることが大切なのかもしれません。

もちろん、栄養のバランスも気になります。

わが家ではハンバーグなどの主菜に加えて、ほうれん草やブロッコリーなどの野菜も取り入れるよう意識しています。

理学療法士パパとして考えた、たんぱく質と子どもの体

理学療法士として、筋肉や身体の発達には日頃から関心があります。

ハンバーグなどの肉料理に含まれるたんぱく質は、筋肉をはじめ、体をつくる材料となる大切な栄養素です。

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、たんぱく質の1日当たりの推奨量は次のように示されています。

年齢男の子女の子
6〜7歳30g30g
8〜9歳40g40g
10〜11歳45g50g

※1日当たりの推奨量です。お弁当1食で必要な量ではありません。

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

ただ、たんぱく質だけをたくさん食べればよいわけではありません。

主食、主菜、副菜を組み合わせ、朝食や夕食も含めて考えることが大切だと思います。

数字だけを追いかけるのではなく、娘が無理なく、楽しく食べられることも大事にしたいと考えています。

工夫③ お弁当を残した娘の「飽きちゃった」から、1品リクエスト制へ

作り置きと冷凍食品を取り入れたことで、お弁当作りは以前より楽になりました。

ところが、しばらくすると気になることが起きました。

娘がお弁当を半分近く残して帰ってくる日が続いたのです。

「おいしくなかったかな?」

そう聞くと、娘は少しモジモジしながら答えました。

「昨日のお夕飯と一緒で、ちょっと飽きちゃった……」

なるほど。

確かに、大人でも前日の夕飯と同じおかずが続けば、飽きてしまうことがあります。

私は朝の負担を減らすことばかり考えて、娘が食べる楽しみを十分に考えていなかったのかもしれません。

前日の夜に「明日は何を入れたい?」と聞いてみた

そこで、わが家で始めたのが「1品リクエスト制」です。

前日の夜、娘に聞きます。

「明日は何を入れたい?」

卵焼き、ウインナー、ミートボールなど。

娘の希望を聞いて、その中からできる範囲で1品入れるようにしました。

すると、以前よりお弁当を完食して帰ってくる日が増えたのです。

もちろん、必ず完食するわけではありません。

それでも、娘がお弁当を楽しみにしてくれるようになったことは、私にとって大きな変化でした。

空っぽのお弁当箱を得意そうに渡してくれる姿は、今でも印象に残っています。

理学療法士パパとして感じた「自分で選ぶこと」の大切さ

これは栄養や心理の専門家としての結論ではなく、娘を観察して感じたことです。

以前は、私たち親がお弁当に入れるものを決めていました。

しかし、リクエスト制にしてからは、娘自身が選ぶ場面ができました。

自分で選んだおかずが入っている。

それが、お弁当を楽しみにする理由の一つになったのかもしれません。

一方で、お弁当を残す理由は好みだけとは限りません。

量が多すぎた、食べる時間が短かった、体調が優れなかったなど、いろいろな可能性があります。

だからこそ、残したことを責めるのではなく、まず理由を聞いてみることが大切だと感じました。

工夫④ 娘もお弁当作りに参加。「ゼリーは私が選ぶ!」

最後に紹介するのは、娘にもお弁当作りに参加してもらう方法です。

ある朝、私がキッチンに立っていると、娘が起きてきました。

「わたしもやるー!」

そこで、おにぎりを握ったり、おかずを詰めたりする作業を手伝ってもらいました。

娘が握ったおにぎりは、形が少し不格好になることもありました。

でも、自分で作ったことがうれしかったようです。

帰宅後には、こんな言葉もありました。

「パパ、今日のおにぎり、自分で作ったからすっごく美味しかったよ!」

この言葉は、私にとってもうれしいものでした。

小さなことでも、自分で決める役割をつくる

わが家では、保冷剤代わりにお弁当にゼリーを入れることもあります。

以前は私が選んでいましたが、朝になると娘から、

「ゼリーは私が選ぶ!」

と言われることも。

たった一つのゼリーを選ぶだけです。

でも、娘にとっては自分のお弁当を自分で準備する楽しさがあるのかもしれません。

全部を子どもに任せる必要はありません。

忙しい朝なら、ゼリーを選ぶだけでも十分です。

お弁当作りには、手先や道具を使う経験もある

理学療法士として少し違う角度から見ると、お弁当作りにはさまざまな動作が含まれています。

おにぎりを握るときは、両手を使いながら力加減を調整します。

小さなおかずを詰めるときは、入れる場所を考え、手先を動かします。

ゼリーを選ぶときには、いくつかの選択肢から自分で決めています。

こうした経験は、日常生活の中で手先を使ったり、自分で考えたりする機会になります。

ただし、お弁当作りを特別なトレーニングにする必要はありません。

わが家では、親子で一緒に作って楽しむことを優先したいと考えています。

【子どもが食器を片付けるお手伝いの記事】

参考:

農林水産省:お弁当づくりによる食中毒を予防するために

消費者庁:楽しいお弁当の時間に思いがけない事故も!

まとめ|お弁当作りを楽にしたのは、時短だけではなかった

学童のお弁当作りが始まった頃、私はどうすれば朝の負担を減らせるかを考えていました。

夕飯のおかずを活用したり、冷凍食品を使ったり。

そうした工夫で準備は楽になりました。

しかし、娘の

「昨日のお夕飯と一緒で、ちょっと飽きちゃった……」

という言葉を聞いて、少し考え方が変わりました。

親が楽になることも大切ですが、娘が楽しく食べられることも同じくらい大切です。

「わーいハンバーグだ!」

「ゼリーは私が選ぶ!」

そんな何気ない言葉から、娘が何を楽しみにしているのかが少しずつ分かってきました。

理学療法士として子どもの身体や動作を観察することはありますが、今回のお弁当作りで大切だったのは、娘の気持ちに耳を傾けることだったと思います。

完璧なお弁当でなくても大丈夫。

親の負担を減らしながら、子どもが少しでも楽しみにしてくれる。

わが家では、そんなお弁当作りをこれからも続けていきたいと思います。

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